道南に位置する北海道八雲町。大正時代に尾張徳川家当主・徳川義親がスイスより持ち帰り、同地で農民たちの副業・農民美術として発展を遂げた「熊彫」が、いまや誰もが知る北海道の木彫り熊のルーツです。東京903会では、埋もれつつあるその歴史を掘り起こし、多くの作家の作品を紹介すべく数年にわたり取材を続けてきました。今回、その内容を『熊彫図鑑』として刊行します。書籍のデザインは盟友でもあるNice&Slowの齋藤さん。イラストはShapreさん。写真は中田健司さんにお願いしました。ぜひ多くの方に手に取っていただければ幸いです。